清拭の方法
入浴してはいけない人や入浴ができないときは、全身をふいてあげます。
全身をふいて清潔にすることは、感染や床ずれを予防し、全身の血液のめぐりをよくするばかりか、手足や全身を動かすチャンスにもなり、筋肉や関節が固くなるのを防ぐ効果もあります。
介護する人には病人の体全体を観察する機会になります。
まず、病人の部屋を暖め、できれば24度から26度にしておきます。
体をふく前に排泄を済ませます。
また、食前食後すぐは避けましょう。
用意するものは以下のものです。
・やかん2個(お湯入り、水入り)。またはお湯入りのポット
・石けん
・綿棒
・つめ切り
・入浴剤(石けんを使わない場合)
・ローションなど
・ビニールの大風呂敷2枚
・タオルケット1枚
・バスタオル2枚
・洗面器2個(石けん用とすすぎ用)
・汚水用バケツ
・おしぼり2枚(石けん用、陰部用)
・浴用タオル2枚
・着替え
必要なものはすべてそろえておき、途中でタオルがない、石けんがないとあたふたしないことです。
夏冬を問わず、50度前後の熱い湯でタオルを絞ります。
少々熱いかなと感じますが、体をふくときにはちょうどいい肌ざわりの温度になって、気持ちがいいものです。
そのために80度くらいの熱いお湯と水のやかんを2つ用意しておき、湯温を調節しながら使います。